両者有利03/8/24_ぷよステーションアーカイブ

※本記事は、ミスケン氏によって制作された、元ページ:http://www.geocities.co.jp/Playtown-Darts/2423/tactics/yuuri.htmlをアーカイブしたものです。

 

両者有利な状況を作ろう!

一度攻撃が始まれば、勝負が付くまで打ち合うことになり、最初の攻撃の時点で有利なほうが勝つ。

勝負が決まるような攻撃を開始する引き金は、どのようなとき発生するのか?

当たり前のことだが、最初の攻撃は、自分が有利な状況のとき発火するだろう。

通常、自分が有利だったら相手は不利で、相手が有利だたら自分は不利なのだが、人間同士の対戦ではここで矛盾が生じる。

それは、相手も自分も有利と思う両者有利の場面だ。
実際はどちらかが勘違いをしているのだが、どちらかのプレイヤーが相手の考えていることを見抜けなかった場合に発生しやすい。

つまり本当に自分が有利な状態で、相手にも有利と思わせる形を作れば、黙っていても相手から仕掛けてくれるので、自分から仕掛けるリスクも無い。

ではどのような場面で両者有利という状況が起きるのかを見てみよう。

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(図1)
2Pが1列降らせ、ネクネクで2トリの3連の追い討ちが完成。

1Pは発火できる可能性がほとんど無いように見えるので、有利だと思った2Pは追い討ちを発火する。

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ところが、1Pの考えではAの赤を置くときに、裏発火を意図しており、高めに構えた連鎖尾風の2連鎖を発火点に6ダブを狙っているため、一見不利に見せて実際には有利な状況を作ることに成功している。

さらに、発火までは赤系、黄系、緑系が1つずつどんなどんな順番で来ても良く、最後に黄色を引けば大丈夫な安全性の高い形になっている。

また、1Pが1列のおじゃまを食らうとき、左の黄色の2連鎖で相殺しようとして間に合わずに食らったように相手に印象付けることで、さらに2Pの追い討ちをかけたい気持ちを後押しする。

このように、相手の見えないところに自分だけのポイントを作ったり、おじゃまを食らうときの印象をうまく与えると、自分が有利な両者有利の状況を作り出すことができるのだ。