第二波(縦の段差)03/07/26_ぷよステーションアーカイブ
※本記事は、ミスケン氏によって制作された、元ページ:http://www.geocities.co.jp/Playtown-Darts/2423/tactics/2ha_2.htmlをアーカイブしたものです。
縦の段差の有効性
図1と2は、L字を1段目と2段目に作ったときの図。
(図1)
平らな面が横3マス必要なうえに、対のぷよを置ける場所が4つしかない。
(図2)
平らな面が横2マスでいいうえ、対のぷよを置ける場所が7箇所もある。
以上の点から、L字は1段目に作るより2段目のほうが作りやすいことがわかる。
(図3)
連鎖の上の一段(4手目の緑の場所)は、赤の対が来るので、プレーヤーの好きな色を置くことは難しくツモに左右されやすい。
そして、1段目にAのようにL字を作ろうとしても、簡単に作れそうにない。
(図4)
こちらは連鎖の上の2段目を利用しているので、5手目の紫はいつでも置ける。
そして、AのようなL字も簡単に作ることができ、対のぷよも5箇所に置けるので、次の連鎖の都合を考えながら振り分けやすい。
(図5)
図3からの発展系。
あまりいい形ではないが、こうなってしまったらどのように連鎖尾を作るか。
「裏に紫を3つ立てて…」なんていう連鎖尾をつけてはいけません。
ちぎりが発生し、その先の発展が難しく、崩壊します。
ではどうすればいいのか?
やはりこの場面でも2段目を意識します。
2手目と6手目で作った緑や、3手目と5手目で作った黄色など、2段目をうまく利用して縦に二つ同じ色を並べ、そこを基点に対のぷよを振り分けているのがわかります。
「なんか形が複雑でわかりにくい」と感じるでしょうが、図6を置く操作と全く同じことなので、それほど難しいことではありません。
ただ位置が縦にずれているだけで、まったく同じことをしているのですから、下の形は無視して、平らなつもりで置けばいいだけのことです。
ちなみにこの積みは、ツモの置き方が全て縦なので、ちぎる可能性がゼロなのもすごいところ。
(図7)
縦にずれているだけと言ういい例が、この形。
めちゃめちゃ複雑な感じがしますよね…でも。
(図8)
実際には簡単な形を乗っけただけ。
このように、個々をパーツとして考えることで、複雑に見える連鎖も比較的簡単に作ることができるのです。
今回は2パーツですが、実際には3つや4つを使うこともありますので、暴発には十分注意しなくてはいけません。
新しいパーツを作るときは、その周辺のパーツから「新しく作業するパーツの2段目に紫は置けない」とか、新しく作るパーツを基準とした位置関係の暴発情報を前のパーツを作りながら覚えておく必要があります。
先に多くの暴発情報を取得してあれば、置いてはいけない位置の判断スピードが上がり、どんなネクネクにも臨機応変に対応ができるようになるのです。